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翻訳と編曲
自分で文章を書くのと他人の文章を翻訳するのでは、脳の使い方がちがう気がする。ゼロからの作曲と、他人が作ったものを編曲するのにも、そういうちがいがある。 どっちかしかできない人もいるが、両方できると、一方をもう一方の気分転換にできる ので、精神衛生上たいへんよろしい。...
ヲノサトル
2019年6月24日読了時間: 2分


大学は無駄か
昨今、「実学」の観点から「大学には無駄が多い」と言う人が増えてきた。その通りだ。たとえば大学には、無駄な時間がたくさんある。だがそれが大学の、最大の強みだ。 そもそも、美大に入学しなくても今どき、絵の描き方やデザインのコツ、アプリの使い方を学べる場なんか、いくらでもある。ネ...
ヲノサトル
2019年6月9日読了時間: 2分


文章のデザインと思考のコスト
「文章力」となんとなく呼ばれている技術は、コンテンツそのものと、ユーザーインタフェース に分解できる。インタフェースを工夫するだけで、同じ文章でもぐっと読みやすくなる。 個人的に「いいな」と思う書き手は、大体この「文字によるデザイン力」にたけている。言い換えれば、難しいこと...
ヲノサトル
2019年4月3日読了時間: 2分


面白くなってきたぜ
思春期特有の「自分でもよくわからない不機嫌」を父にぶつけてくる息子氏には、「自分の不機嫌は自分でコントロールしろ」と言い続けているのだが、まあ聞いてくれないよね いい年した大人でも、自分が不機嫌であることを露骨に顔に出して、まわりに機嫌をとってもらいたがる人っているよね。舌...
ヲノサトル
2019年3月26日読了時間: 1分


作品の良い面を見よう
クリエイションに万能はない。 何であれ「この作品には○○な視点が欠けている」とか「この商品は○○な消費者の事を考えてない」とか、欠けている部分を指摘するのは簡単だ。だが当方は「ここがダメ」を探すよりも「ここはスゴい」を見つけることに時間を使いたい。...
ヲノサトル
2019年3月17日読了時間: 2分


絵を見る、音を聴く
絵が上手く描けるからといって入学してくる美大生の多くは、ぜんぜん先達の絵を見ていない。そんな中で飛び抜けたいなら、とにかく古今東西の絵を見まくること だ。だが、そうアドバイスしても美術館やギャラリーに足を運ぶ学生は少ない。...
ヲノサトル
2019年2月18日読了時間: 2分


短くまとめるか長大に語るか
文芸も音楽も映画も、短くまとめるのが得意な人と、じっくり長大なものが得意な人に分かれると思う。性格のちがいだ。 偏見だが、行列に並んだり、温泉やサウナで長時間ぼーっとしていられたり、試験監督としてただ教室に佇むことが苦にならないタイプの人は、長編に向いてる気がする。...
ヲノサトル
2019年2月1日読了時間: 2分


恋する私は狂ってる
皆で新しいアイディアを出し合う、いわゆる「ブレインストーミング」でいちばん大事な掟は、「アイディアを出す段階では、誰かが出したアイディアを決して否定しない。ただただ出し続ける」ことだと思う。 これがわからず、誰かのアイディアに「でもそれ現実には無理じゃん」とか茶々を入れる人...
ヲノサトル
2019年1月8日読了時間: 2分


学会はコミケか
この土日は、日本ポピュラー音楽学会 の第30回全国大会に参加してきた。 初日、興味のままに聴講した研究発表は ・ライヴハウスPAマンの心情を聞き取り調査した結果 ・20世紀初頭の太平洋航路で、日本船の専属バンドはどんな曲を演奏してたか? ・いわゆる「愛国ソング」の分類...
ヲノサトル
2018年11月25日読了時間: 4分


お金の使いかた
どこで読んだか忘れたけど。 江戸時代の職人は「稼いでちょっとお金が残ったら、まず良い道具を買え。もうちょっと残ってたら、服を買って身なりを整えろ」と言われていた、という話が記憶に残ってる。 「宵越しの金を持たないのが江戸っ子」なんてカッコつけつつも、入金を使い果たしたすだけ...
ヲノサトル
2018年11月18日読了時間: 2分


エンジニアは語る
これまでスタジオに入るたび、エンジニアの方に「何をやってるんですか?」「なぜそうするんですか?」などと無遠慮に質問してきた。皆さん丁寧に教えてくれた。 教えたぐらいで技術が盗まれるとか自分の価値が減るなんて思わず、むしろ「よくぞ訊いてくれた!」とシェアできることを喜んでるよ...
ヲノサトル
2018年11月13日読了時間: 1分


連想ゲーム
大学で毎年「連想ゲーム」のワークショップをやってる。 ヒントとなる言葉を繰り出して答を当てさせる遊びだが。これをやると、連想が働いて次々にヒントを出すのが得意な人と、謎の勘が働いてなぜか答えを当てられる人の2種類に分かれるのが面白い。両方とも得意な人はあまりいないのだ。...
ヲノサトル
2018年11月9日読了時間: 1分


ツイッターと「週刊ヲノサトル」
さて、先月から note に「週刊ヲノサトル」というマガジンを掲載し始めたことをご報告しておきます。 当方、インスタ も フェイスブック もやってはいるものの、自分にとってSNSの「主戦場」は、 ツイッター 。 140字しばりの短文というのが、せっかちでパッと極論を言いたく...
ヲノサトル
2018年11月5日読了時間: 3分


井戸は細く深く掘れ
無理して友だちなんか作ろうとしなくても、好きなことをガンガンやってれば、いずれ「同士」と出会うことができる。これは経験上、断言できる。 井戸を掘るように、自分だけのピンポイントな趣味嗜好を、孤独に掘り下げていきさえすれば、いずれ「水脈」に当たる可能性がある。その水脈は地下深...
ヲノサトル
2018年8月21日読了時間: 1分


言葉は体を表す
「アートに言葉はいらない」と言う人がいる。 確かに、言葉を介さずにコミュニケーションできるのは、アートの魅力の一つかもしれない。だが、すべてではない。 音楽の場合、器楽曲には言葉に縛られないイマジネーションの自由がある。しかし歌曲になると、歌詞という「言葉」が加わることで、...
ヲノサトル
2018年2月27日読了時間: 3分


資格はあるのか
ツイッターに 「乾杯のグラスを持ったまま延々とスピーチを聞かされるのが苦手だ。とにかく乾杯して、飲みながら話を聞こうじゃないか。創作もなんとなく似ている。つべこべ言うよりも作り始めて、作りながら考えようじゃないか」 と書き、そこからさらに、格言っぽい文章を思いついた。 ...
ヲノサトル
2017年11月24日読了時間: 2分


速読という技術
「速読」というキーワードで検索すると、「速読術」やら「速読トレーニング」やら、実にさまざまな指南サイトが出てくる。 考えてみれば今ほど多くの人々が、大量の文章を日常的に読む時代はないのかもしれない。 スマートフォンとネットの組み合わせは、日々の読書量、いや「読文量」を圧倒的...
ヲノサトル
2017年2月14日読了時間: 3分


リバース・エンジニアリング
美術大学の講義では、映画や音楽など様々な作品を教材として扱っている。 ひととおり鑑賞した後で「さて、この映画、どうでしたか?」と訊くと、「面白かったです」と一言だけ答えて黙ってしまう学生が、けっこう多い。 仕方ないので「で、どこが面白かったの?」と訊くと、面倒くさそうな...
ヲノサトル
2016年7月17日読了時間: 2分


締切を守る方法
白状しよう。スケジュール管理というものが苦手だ。 締切までどれだけ日数があっても「余裕、余裕」と他の作業に手をつけたりしているうち、気がつけば締切はもう目前。泣きながら睡眠を削って徹夜作業を続け、なんとか無事に納品してホッとする。これじゃカラダに良いわけないよ。わかっちゃい...
ヲノサトル
2015年10月6日読了時間: 2分


素人と玄人のちがい
昨夜ツイッターで、こんなつぶやきを見かけた。 千葉望 @cnozomi 先日、ある人から友人の息子さんの演奏だと言って、youtubeのピアノ演奏の画像を見せられた。「プロ並みでしょ!?」って。でも正直なところ、上手な素人の域を出なかった。指が回ればいいってものじゃないもの...
ヲノサトル
2015年3月2日読了時間: 3分
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